さくら学園　久保田 弘美 先生

「心で学ぶ」をモットーに、国語／日本語を少人数制の 幅広いクラス編成で学ぶことのできるさくら学園。 幼児部主任の久保田弘美先生にお話を伺った。

Q. どんな子ども時代でしたか？ 　

とにかく外で遊ぶ事が大好きで、学校から帰るとランドセルを玄関に置いて外に出かけ、5時の鐘が鳴ると泣く泣く家に帰ったのを覚えています。思いっきり遊んだ体験が、今の仕事に生かされていると思います。

 Q. 教育の仕事についたきっかけ 　

通っていた幼稚園の先生が大好きで「あの先生みたいになりたい」という憧れが最初のきっかけです。その後、自由保育の教育者を養成する短期大学へ進学し、学べば学ぶほど幼稚園教諭への夢は高まりました。私の教育の根源は「子どもと共に生きる」教育をたたき込んでくれた日本での幼稚園教諭時代にあります。

 Q. 先生になって日々生徒と向き合う中で 　

日本の幼稚園教諭から海外での日本語教育者への転身で、限られた時間の中で、子どもたちの個性を磨き、自主性や思考力を育てた上に、日本語を習得させるという、大忙しのカリキュラムに最初は戸惑いました。しかしながら、子どもの目線に立って心の声を聞きながら一緒に楽しむことで、その苦労は喜びへとかわりました。 　

大人との対話が減っている現代で、多くの子どもが目を見て話す事が苦手です。「人と触れ合う」「会話を楽しむ」「心を通わせる」「本物に触れる」昔は教育の現場であえて取り上げなかった事ですが、今その必然性をひしひしと感じています。たくさんの生きた活動を通して日本語が習得できるよう心掛けています。

 Q. 休みの日の過ごし方 　

息子も大学を卒業した今、主人と色々なところへ旅行をするのが楽しみの一つです。還暦を間近にして、あらためてヨーロッパに魅力を感じています。その土地土地で良い芸術に触れ、美味しいものを食べて、異国の空気に触れる。旅行の楽しさを再認識しています。

 Q. 今後の目標 　

色々な事が多様化する現代で、子ども達がどうやったら真の教育が受けられるのかを追求していきたいです。また、教育の現場で仕事を続けながら、好きなデザインやテキスタイルの分野の活動もしていきたいと思っています。自分で作品を生み出す事ができたらいいなと思っています。

 Q. 学校について伝えたい事 　

一人一人の教師が、少人数制クラス編成の中で生徒の個性を尊重しながら、子ども達の力を最大限に引き出す教育をしています。学習のみならず、子ども達の心の教育にも気を配っています。自分の力で言葉を生み出す事ができるよう、机上の教育のみに捉われるのではなく、五感を刺激しながら、多くの体験を通して、生きた表現力を身に付けています。

【学校インフォ】　
さくら学園
【生徒数】約400人
【住所】6650 Owens Dr., Pleasanton, CA 94588
【電話】 925-924-0307
【eメール】 sakuragakuen1@gmail.com
【ウェブサイト】 www.eastbaysakuragakuen.com