Astro・Ajugaの十二星座占い

「50歳になってもプロチームで プレーしていたい」ー 石井 哲

2021.10.21

配信

大学時代に出会った「アルティメット」に魅せられ、日本代表、カナダのクラブチームでの北米優勝を経て、44歳にして初のプロ契約を獲得し、現在はサンノゼ・スパイダーズで活躍する石井さん。「目標はカズ」と語る彼に、ベイエリアでの暮らしについて伺いました。


ベイエリアに住むことになった きっかけ  

2006年に日本で結婚し、妻の大学院のために、2007年に引っ越して来たのが最初で、その後2010〜2017年はサンディエゴ、ハワイ、ロサンゼルスに住み、2017年夏に再び妻の大学院のためにベイエリアに戻って来ました。

 ベイエリアの印象  

サンフランシスコに住んでいるのですが、夏でも肌寒い日があるくらい涼しく、暑さによる疲労がないので、トレーニングはしやすいですね。あとは、4大メジャースポーツのプロチームが全てあると言うのはスポーツ好きにとっては堪りません。去年、今年と新型コロナの影響であまり試合を観戦できませんでしたが、状況がもう少し落ち着いてきたら、もっと見に行きたいと思っています。

 自分の専門分野について  

フライングディスク(通称・フリスビーは登録商標)を使ったアルティメットという競技のプロチームのサンノゼ・スパイダースに所属しています。アルティメットは、アメフトのボールをフライングディスクに代えた様なチーム競技で、世界中に約7百万人の愛好者がいます。ただ、マイナースポーツゆえ報酬は多くなく、自分を含め、皆、別に仕事をしているのが現状です。

 その道に進むことになったきっかけ  

大学でこの競技に出会いハマってしまってから、今日まで26年間続けています。大学卒業後、まだプロは世界中どこにもなく、日本の実業団チームに加入しました。そこで、日本一になった後、会社を退社し、カナダの強豪クラブチームに移籍し、北米選手権でも優勝を果たしました。2012年、北米にプロリーグができた時は35歳、アスリートとしては既に年齢が高かったのですがトライアウトに挑戦。7回連続不合格の後、今年受けたトライアウトで念願の合格を果たし、プロ契約を獲得することができました。

 英語で仕事をするということ  

今ではもう大丈夫ですが、チーム競技なので、試合中のコミュニケーションには最初は苦労しました。英語学校にも数カ月通いましたが、今思えば、カナダのチームでプレーしていた時にチームメイトと一緒に住んで、公私ともにずっと英語を話していたのが一番役に立った気がします。まさに「習うより慣れろ」を実践していたと思います。今でもその時の感覚が残っていて、新しい言葉が出てきた時、綴りは分からなくても、先に発音と意味を覚えたりしています。

 英語で失敗したエピソード  

実は、アルティメットという競技は通常、審判がいません。(※プロリーグは特別に審判を採用しています)お互いスポーツマンシップに基づき、ファール等の反則があった場合は、選手自身がそれを申告し、相手チームと協議する必要があります。最初は英語が話せないために、状況をうまく説明できず、相手チームどころか自チームにも理解してもらうことができず、それが原因で失点してしまった時は涙が出るほど悔しい思いをしました。

 英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に?  

ネイティブだったらというより、アメリカで生まれ育っていたとしたら、4大スポーツなら何でもいいので、子どもの頃からやってみたいですね。そして、あわよくばプロに挑戦してみたいです。

 あなたにとって仕事とは?  

自分の中で、仕事=アルティメットと定義するならば、もう食事みたいなものでしょうか。必要不可欠であり、日々の楽しみでもあり、しばらく遠ざかると欲してくる(笑)、ような感じです。なので、きついトレーニングも全然苦ではありません。


 生まれて初めてなりたいと思った職業  

小学校の作文では、お菓子屋さん、釣具屋の店長と書いていました。好きなものをそのまま仕事にしたい、という部分は大人になっても変わらなかったようです(笑)。

 いまの仕事に就いていなかったら  

全く想像がつきませんが、好きなことを仕事にしていたと思います。

 現在、住んでいる家  

サンフランシスコ市内の2BRのアパートに妻と愛犬と住んでいます。ゴールデンゲートパークに近く、アルティメットの練習や妻とのジョギング、愛犬との散歩に絶好のロケーションで大変気に入っています。

 乗っている車  

トヨタのYarisに乗っています。以前はFordに乗っていたのですが、やはり日本車は故障が少なく燃費がいいですね。

 睡眠時間・起床時間・就寝時間  

身体が資本なので睡眠は8時間はとるようにしています。休みの日は10時間以上寝ることもあります。よくアスリートは、トレーニング・食事・睡眠の3点セットが必要だと言われているのですが、40歳頃から食事・睡眠を特に気をつけるようになりました。若い頃は、多少無理をしても勢いでいけた部分もありましたが、歳とともにトレーニング後の回復に時間がかかるようになり、特に睡眠の大切さを実感するようになりました。

 休日の過ごし方  

妻とジョギングやテニスをしたり、ハイキングをしたりしています。あとは、休日の朝ご飯は大好きなパンケーキを作るのが日課です。これまで100種類以上のパンケーキを作ってSNSにアップしているので、友人に自分の身体はパンケーキで出来ているのではないかと冗談を言われています。


好きな場所  

今年ハイキングに行ったマンモスレイクスのレインボー滝がとても印象に残っています。滝壺に行くと、本当に虹が綺麗に見えて感動しました。

 最もお気に入りのレストラン  

ナパのBistro Don Giovanniが好きですね。ナパに行く時は、大抵ここに寄ってからワインテイスティングをするというのが定番ルートになっています。

 よく利用する日本食レストラン  

サンフランシスコのEbisuは14年前にサンフランシスコに住んでた時から行っています。お寿司が食べたくなったら、ここに行きます。

 1億円当たったとして、その使い道  

うーん、半分は妻に。残りの半分で、プロのアルティメットチームを買収したいですね。選手兼任オーナーとして、24時間アルティメットのことを考えて生活してみたいです。 

 日本に戻る頻度  

パンデミック以前は年に平均2〜3回ほど帰国してましたが、2019年秋以降、約2年帰国していません。 

 現在のベイエリア生活で不安に感じること  

最近のアジア系の人々をターゲットにしたヘイトクラムはちょっと不安ですね。外に出る時は今まで以上に気をつけるようになりました。 

 日本に郷愁を感じるとき  

日本の温泉や旅館の食事は懐かしいですね。和食を食べて温泉に浸かり布団で寝る、というのはもう10年以上やっていないような気がします。 

 お勧めの観光地  

ヨセミテが国際的にも有名ですが、マンモスレイクス、マウントシャスタも自然が美しくてお勧めです。 永住したい都市  妻と一緒にいられるのであればどこでもいいです。 


 5年後の自分に期待すること  

期待というか、希望ですが、5年後の50歳でもプロチームでプレーしていたらいいなと思っています。サッカーのスーパースター・三浦知良選手が目標です。 

 自分を動物にたとえると?なぜ?  

リス。小さくてすばしっこいから。自分はsquirrelyだとチームメイトに言われます。 

 座右の銘は?  

「継続は力なり」諦めずにずっとトレーニングし続けてきた結果がプロ契約獲得に繋がったと思っています。

プロフィール

/

Satoru Ishii

1995年に大学でアルティメットを始めてから、実業団で日本一、カナダの強豪クラブチームで北米選手権優勝を達成。日本代表として世界選手権にも出場し、年齢別(33歳以上)部門で銅メダル獲得。今年、44歳にして初のプロ契約をサンノゼ・スパイダースと結び、チーム最年長選手として活躍中。

ベイスポスタッフのブログ

ベイスポスタッフのブログ

この記事に関連する記事

一覧ページにもどる

share with ups!

新規会員登録

ベイエリアの求人・仕事情報・お知らせ・募集・不動産・個人売買情報はベイスポ!
無料で会員登録をすると、bayspo.comをもっと便利にお使いいただけます。

新規会員登録をする

サクッと読める!
ベイスポとeじゃんデジタル版をチェック!