2021年、結婚を機にベイエリアへ移住した齊田さん。現在はコミュニティカレッジに通い、コスメトロジーの資格取得を目指す彼女に、ベイエリアでの暮らしについてお話を伺いました。
ベイエリアに住むことになったきっかけ
2021年9月に現在の主人と結婚するために婚約者ビザで入国し、同年12月に結婚しました。
ベイエリアに最初にきた時の印象
トレイルループをジョギングすることが好きなのですが、20 21年に移住したばかりの頃は、ベイエリアの広大な景色と眺望に感動しつつも圧倒されていました。
ベイエリアの今の印象
広大な景色は日常のものとなりましたが、今でも自然に恵まれた環境に感謝しています。
あなたにとって、ベイエリアはどんな場所?
新しいことに挑戦できる場所です。昨年の8月からコミュニティカレッジへ通い始めたのですが、授業料は無料でキャリアカウンセリングのサポートも充実しています。
どんなお仕事、活動をされていますか?
現在はコミュニティカレッジの学生をしています。昨年12月にESLのコースを終え、1月よりコスメトロジーのコースを受講しライセンス取得を目指しています。
専門分野について教えてください
日本ではホテルスパにてレセプション、アシスタントスパマネジャーをしておりました。
ホスピタリティやウェルネスについては今後も学んでいきたいと思っています。
その道に進むことになったきっかけ
2012年に1年間カナダのバンクーバーへ語学留学した際に、海外に住みたいと思うようになりました。海外でも役に立つスキルを身につけたいと思い、ホテルスパで受けるボディトリートメントが好きだったことから、日本へ帰国後、英国の国際資格であるITECディプロマコース、ホリスティックマッサージのディプロマを取得しました。
当時、京都のホテルスパがオープニングスタッフを募集しており、セラピストとして応募したのですが、レセプションとして採用されたのがきっかけです。
英語を使って仕事をすることについて
海外での勤務経験はありませんが、日本で勤務していたホテルが外資系のホテルであったため、ゲスト対応や上司へ報告は英語を使用することがありました。簡単なことは伝えらえても、苦情対応や複雑な場面においては、緊張して言葉が出なくなってしまうことに苦労しました。
英語の学習に加えてコミュニケーション能力を高めることが、今後仕事をする上で役に立つのではないかと思っています。
あなたにとって仕事とは?
社会と繋がる手段だと思います。プライベートと仕事のバランスがとれている生活がで今後できるといいと思っています。
もし、いまの道に進んでいなかったら
パンやケーキ作りに夢中になっていたことがあるので、そのまま続けていたらパティシエを目指していたかもしれませんね。
現在、どんなおうちに住んでいますか?
レッドウッドショアーズのコンドミニアムに住んでいます。
休日の過ごし方
現在は学校の宿題に追われていますが、時間があるときは主人と映画館へよく行きます。
リクライニングの大きなシートでスペースも十分にあって快適です。ワインを飲みながら楽しめるのがうれしいです。
ベイエリアで好きな場所
サンフランシスコ・ベイトレイルの一部であるレッドショアーズ・ループトレイルです。
特に夏の早朝に見る、太陽が昇る様子は本当に美しく、エネルギーがもらえます。
お気に入りのレストラン
レッドウッドシティにあるメキシカンレストランMilagrousです。
もし、100万ドル当たったとしたら
部屋全体をリノベーションしたいです。
日本に戻る頻度
渡米してから2年間、まだ一度も帰国していませんが、今後1年に一度は家族に会いに行けたら良いと思っています。
日本へのお土産は何を持っていきますか?
HU(フー)のチョコレート、オーガニックカカオ、ココナッツシュガーを使用したヘルシーなチョコレートです。
日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
帰国した際には地元岐阜県、美濃焼の食器を持ちかえりたいです。
現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき
こちらでまだ運転免許をとっていないので、移動するのに不便を感じています。
現在のベイエリア生活で不安に感じること
比較的安全な地域に住んでいるとは感じますが、ニュースで事件などを知ると、治安について不安になることがあります。
日本に郷愁を感じるとき
NHKワールドの『Core Kyoto』という番組を見ると日本が恋しくなります。
おすすめの観光地
サンディエゴのソーク研究所。建築が好きな方にお勧めです。
永住したい都市
まだ分かりませんが、今のところ日本であれば京都、カナダのバンクーバーはもう一度住みたいなと思います。
5年後の自分に期待すること
今は主人におんぶにだっこの生活なので、もう少し自立できていると良いと思います。
これまで見た中で影響を受けた、または印象に残っている映画
『パンズ・ラビリンス』ギレルモ・デル・トロ監督の世界観が好きです。
自分を動物にたとえると
かなり気まぐれなので「猫」だと思います。
プロフィール
齊田 トレス 亜利
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Saida -Torres Ari
趣味はジョギング、ヨガ、ワイン。2012年カナダバンクーバーへ1年間語学留学。2015年にバンクーバーで出会ったブラジル人男性と結婚、ブラジルへ移住。2016年離婚、日本へ帰国し京都にてサービス業に従事。2021年9月、現在のメキシコ系アメリカ人の主人との結婚を機にベイエリアへ移住。