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多様性の融合地で、常に成長し続ける -髙谷 昇平-

2023.10.18

配信

去る8月末に開催した第19回ベイスポ杯争奪ゴルフトーナメント。優勝者の髙谷昇平さんは、サンフランシスコに生まれ、幼少期から和太鼓や餅つきの鏡会など、日本文化に深く触れながら育った。今回は髙谷さんの日々の暮らしや仕事、ゴルフについてお話を伺いました。

 

ゴルフ歴を教えてください


子どもの頃から父の影響でゴルフを始め、高校ではゴルフチームのキャプテンを務めました。日本で和太鼓の修行時や大学では全くゴルフをプレーせず、社会人になって再びゴルフを始めました。


 よく行くゴルフコースや練習場所はありますか?  

よく行くゴルフコースは特にありませんが、スタンフォードかサンノゼ・ミュニーでよく練習しています。

 あなたにとってゴルフとは?  

人生の修業の一環です。 ベイスポ杯ゴルフトーナメントの感想  最高に楽しいトーナメントで、プレイ後のカツカレーはとても美味しく感じました。

 あなたにとって、ベイエリアはどんな場所ですか?  

私は生まれも育ちもサンフランシスコです。最近は、少し治安が悪くなってきているのが 少し心配ですが、ベイエリアはまさに多様性の融合地であり、多くの異なる文化、知識、そして情熱が交差する特別な場所だと思います。

 どんなお仕事を されていますか?  

Occupational therapist(作業療法士)として、スタンフォード大学病院で勤務しています。 専門は、心臓手術患者および心臓肺移植患者の集中治療室でのリハビリテーションです。この道を歩むことになったきっかけは、和太鼓の修業中に膝を故障し、アメリカへ帰国してリハビリを受けたことにあります。

その際、自身の体に対する理解不足に気づきました。そして和太鼓仲間に私のような怪我をさせたくないと思い、リハビリについて学び始めたのです。

 英語での成功体験、失敗体験があれば教えてください  

成功体験か失敗体験か分かりませんが、患者さんから「英語が上手ですね。アメリカに長く住んでいるんすか?」と質問されることがよくあります。

 あなたにとって仕事とは?  

情熱と使命感が深く結びついたものです。日々の努力を通し、新たな知識と経験を積み重ね、社会に貢献するチャンスを生かすために努力しています。この仕事を通じて、人々の生活に良い影響を与えたいと願い、常に成長し続けることを重要視しています。

 子どもの頃になりたいと思っていた職業  

F1レーサーです。 深い理由はございません。ただかっこいいからです。

 もし、今の仕事に就いていなかったら  

和太鼓のお稽古で怪我をするまでは、こんな仕事につくことは全く想像していなかったため、今でもこの仕事に携わっていることは不思議に感じます。もしこの仕事についていなかったら、おそらく和太鼓の演奏者や指導者の道を進んでいたかもしれませんね。

 現在、どんなおうちに住んでいますか?  

小さな 暖かい 一軒家に住んでいます。休日は娘と遊ぶかゴルフ、または友人達と車遊びや船遊びをしています。

 ベイエリアや近郊の好きな場所  

ミュアウッズやヘンリーカウエル・レッドウッズステートパークのように、レッドウッドが豊富に生えている場所も好きですが、ゴルファーとしては、ペブルビーチが私の一番のお気に入りの場所ですね。

 もし、100万ドルが当たったら  

投資します。そこから毎年得られる利子の半分を奉仕活動に使い、残りまた投資します。 つい先日、老人ホームでボランティアで太鼓を打ったら、皆さんがとても喜んでくれたので、そういうことを人のためにできたらいいなと思います。

 最近日本に行ったときに思ったこと  

コロナ前は毎年日本に帰っていました。コロナがようやく開けましたので、今年からまた毎年帰ろうと思っています。日本には多くの素晴らしい文化や伝統が豊かに存在していて、その多くは世界に誇れるものです。そうした側面をもっと積極的にアピールし、日本人が興味を持って引き継いで行けたら日本の素晴らしいものがなくならずに済むのになぁ、と思いました。

 日本に郷愁を感じるとき  

アメリカのお店で、最悪のサービスを受けて、カードの明細に25%からのチップの欄を見るとき。

 永住したい都市  

まだ分かりませんね。 候補は、 京都、福岡、タイのチェンマイ、イタリアのコモ、スイスのジュネーブ、モナコのモンテカルロ、ブラジルのベロオリゾンテやサルバドール、ロードアイランド、サンフランシスコ…などたくさんあります。

5年後の自分に期待すること  

USGAハンデキャップを1・4以下にして、USオープンの地域予選に出場することです。

プロフィール

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Shohei Takatani

サンフランシスコ生まれ。8歳でSF太鼓道場に入り和太鼓を始め、2001年から世界的な太鼓団体「鼓童」の弟子として佐渡島で学ぶ。2004年に帰国後、太鼓の演奏家として活動し、グラミー賞にノミネートした喜多郎との共演やワークショップも行う。また、父が会長を務める餅つき保存会「鏡会」にも子どもの頃から携わる。現在、スタンフォード大学病院で作業療法の臨床スペシャリストとして働きながら、講演・執筆などを行う。

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