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新しいことをゼロから始める -田中 将典-

2023.08.02

配信

英語落語家になることを夢見て渡米した田中さん。学生時代に輸出事業を始めたのをきっかけに、その後多くの会社や事業をおこしてきた。「仕事は遊び」と話すアントレプレナーの田中さんに、ベイエリアでの暮らしについて伺った。

 

ベイエリアに住むことになったきっかけ


21993年、英語を話せれば英語落語家になれるのではないかと安易に考え渡米しました。

 ベイエリアに最初にきた時の 印象  


田舎だなーと感じました。私は大阪の天王寺出身なので、遅くまで飲める居酒屋がないことにも驚きました。

 ベイエリアの今の印象  


何もかもが高すぎます。

 ベイエリアは どんな場所ですか?  


ホームタウン。

 どんなお仕事をされていますか?  


輸出入やサプリメントの会社など、いくつかの会社や事業をしていますが、任せられるものはどんどんスタッフさんに任せています。私自身は、最近始めたオンラインで受注する業態のケータリング事業に注力していて、自分の仕事時間のだいたい7〜8割ほどを使っています。

専門分野について教えてください  


一から新しく事業を立ち上げることが、たぶん自分の強みかなー。今まで様々な業態の会社や事業を興してきたので分野は問いませんが、立ち上げから1〜2年ほどやって、ある程度売り上げが安定してくると、あとはスタッフさんにお願いして、自分はまた違うことを新しくスタートさせていますから。

 その道に進むことになったきっかけ  


学歴がない(大学中退なので高卒)ので、当時の私がアメリカで暮らしていくには投資家ビザを取るしかありませんでした。他の選択肢がなかったというのが本当のところですね。

 英語を使って仕事をすることについて  


なかなか思ったように伝わらないことが面白いなーと感じることが多いです。

 英語での成功体験、失敗体験があれば教えてください  


契約書をきちんと作り込めていなくて、違約金3ミリオンの請求が来た時は膝が震えましたね。英語ができなさすぎて、スターウォーズのヨーダのような英語を喋っていることが、相手からはミステリアスに見えて、取引に繋がっていることが多いような気がします。

 あなたにとって仕事とは?  


遊びです。 子どもの頃になりたかったもの  落語家。道具も場所も選ばず、どこにいても言葉だけで人を幸せにできる素敵な仕事だなーと思います。

 今の仕事に就いていなかったら、どんなことをしていると思いますか  


長距離トラックや長距離バスの運転手。私は一人っ子で、一人でいることが苦痛ではないので、ボーっとしながらいろんな町を訪ねるのが楽しそうです。

 現在、どんなおうちに住んでいますか?  


最近、経営しているレストランから5分の距離に引っ越ししました。職場から近い上に、ドッグパークがついているので、毎日犬たちに癒されています。

 休日の過ごし方  


友人達と飲んで過ごすことが多いです。

 ベイエリア、および近郊で好きな場所  


オークランドの海沿いにあるJack Londonが好きですね。海を見ながら酒を飲むのが好きで、そこでよく酔い潰れています。

 お気に入りのレストラン  


サンノゼにあるKizuna。野菜かき揚げの美味さはやばいです。

 よく利用する日本食レストラン  


サンタクララにあるRamen Hajime。ここの醤油ラーメンは最高です。

 もし、100万ドル当たったとしたら  


シングルファミリーに寄付します。

 日本に戻る頻度  


いつもは年に2度ほどですが、この3年ほど帰っていません。

 最近日本に戻ったときに思ったこと、考えたこと、感じたこと  


何もかもが安くて美味い。日本が今世界に輸出すべきものは人材!

 日本へのお土産  


日本へは、アメリカンなお菓子をよく持っていきます。

 日本からベイエリアに持って帰ってくるもの  


干物などの食材や昆布、堺の調理包丁。

 現在のベイエリア生活で、不便や不安を感じること  


医療関係は本当に高いなーと思います。加齢とともにやはり医療費が心配になってきました。

 5年後の自分に期待すること  


今年中に、二つの会社を作る予定なので、そのうちの少なくとも一つは5年以内にフランチャイズ化させたいですね。

 おすすめの観光地  


サンタバーバラです。

 永住したい都市  


北九州。

日本に郷愁を感じる時  


同窓会のお誘いがある時ですかねー。

 座右の書  


『金持ち父さん 貧乏父さん』

 最近読んで印象に残っている本  


漫画の『アオアシ』

 影響を受けた映画  


『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』

 最近観て印象に残っている映画  


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー : VOLUME 3』

 自分を動物にたとえると  


ナマケモノ。暇さえあれば寝ているから。

 座右の銘  


生きてるだけで丸もうけ

プロフィール

/

Masanori Tanaka

1993年に英語落語家を目指して渡米。学生時代におもちゃの輸出をはじめ、26歳でサプリメントの会社を起業。現在、日本も合わせて5つの会社を運営し、中でも、昨年から始めたオンラインの飲食事業に注力している。

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