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「今」を大切に自分を信じて生きて行く チェルシーグレゴリー

2022.12.21

配信

夫と共に移住してきたベイエリア。現在、リス好きアニメシンガー・フォトグラファーとして、自身のクリエイト活動に邁進している。そんなチェルシーさんに、ベイエリアでの暮らしについて聞いた。

 

ベイエリアに住むことになったきっかけと最初の印象


オーストラリアに住んでいた時、夫にグリーンカードが当たったことがきっかけで渡米しました。それまではアメリカに全く興味がありませんでしたので、こんなことでもなければ移住はしていなかったと思います。2009年に渡米し、サニーベールに住んでいました。

 ベイエリア最初の印象と今の印象は?  


最初の数年はサニーベールに住んでいて車も運転できずにいたせいもあり、正直、みんなアメリカに憧れるけどどこがいいんだろう? と思ってました。今はイーストベイに住んでいるおかげか、かわいいリスやその他の動物、自然と触れ合え、おいしいレストランや活気もあり便利で最高だと思っています。

 自分の専門分野は?  


私にとって専門とは好きなことであり、それは変わっていっていいものだと思っています。興味の対象が多く、また時代と共に移り変わりますが、小さい頃からアートや自分の手で何かを作ることが大好きでした。今も有形無形問わずクリエイトするということが大好きで、今は歌、写真などのアートを主にしています。最近、人生初のオリジナル曲を発表することができ、現在2曲目を制作中です。写真も仕事として撮るのは2017年にやめていましたが、来年から独自のやり方で再開したいと思っています。

 その道に進むことになったきっかけは?  


歌については、子供の頃からカラオケセットが家にあり、大好きなおじいちゃんおばあちゃんとよく一緒に歌ったりしていましたし、常に歌と共に生きてきました。社会に出ると「カラオケにはチェルシー」と友達、上司、後輩、取引先などから声がかかり、「この曲を歌ってほしいから覚えて」とよくCDをもらったりしていました。そして歌声に癒やされる、感動したなどと言っていただくようになり、歌を仕事にできたらいいなと思うようになり、それはずっと心のどこかにありました。でも「こんな私が歌でやっていけるわけがない」と決めつけていたので、「お風呂や車の中で歌えれば幸せ」と言い聞かせていたんだと思います。そんな時、どんなに笑われてもたたかれても自分を信じて進んで完成した西野亮廣さんの『えんとつ町のプペル』制作の裏側を見せていただき、西野さんの作る歌に感動し、勇気をもらい、私も夢に向かって進んでいる人を応援する西野さんが作る映画の主題歌を担当できたらいいなと、ふと思ったことが音楽活動再開の大きなきっかけとなりました。  

写真についてはチェルシーの写真が大好き、チェルシーに撮ってもらいたいという声を今でもいただくこと、やめてしまうのはもったいないと言われたことに加え、たまたまボランティアで撮った写真に感動のメッセージをいただいたことに感激したことがきっかけです。

 英語での成功体験、失敗体験があれば教えてください。  


私の喋った英語にどんなに間違いがあったとしても、伝わったら成功だと思っています。そして、ありがとうって言ってもらえたら大成功です。もう10年以上も前のことですが、まだあまり英語が喋れない時に空港でセキュリティーチェックがどこか分からずにいた人に案内できて、さらに「ありがとう! 誰も英語が喋れなくて困っていたの、本当に助かったわ!」と言ってもらった時にとてもうれしかったことを覚えています。私の英語が伝わったという喜びと、人助けができた(しかも英語で)というダブルの喜びでした。

 あなたにとってクリエイト活動の意義は?  


最大の自己表現であり、最大の社会貢献だと思います。また、価値観の合う人と出会い、そういう人同士をつなげることができる機会です。大好きなことをして、まずは自分が楽しくて、そしてその楽しいことで人の役に立てて喜んでもらえて、最高に幸せなことだと思います。私は関わった人全てに喜んでもらえて、みんなが豊かになれるようにしたく、こんな何者でもない私でもそれができるんだってことを体現したいと思い、活動に励んでいます。

 現在、どんなおうちに住んでいますか?  


リスが遊びに来てくれるすてきな環境のお家に住んでいます。

 休日はどんなふうに過ごしていますか?  


夫とドライブしたり、おいしいレストランに行ったり、大好きなリスと戯れたりと、その時の気分やお天気で決めています。

 ベイエリア、および近郊で好きな場所はどこですか?  


近所では活気がありかわいいリスたちもたくさんいるバークレー大学が大好きです。あとはヨセミテやマウントシャスタなどの壮大で自然豊かな所が大好きです。

 お気に入りのレストランは?  


「喜楽」と「Saul’s Restaurant & Delicatessen」。

 100万ドル当たったとしたら、その使いみちは?  


武道館借りてライブしたいです! 客席ガラガラでもやってみたい!

 最近日本に戻ったときに思ったこと、考えたこと、感じたことは?  


日本のコンビニ最高! 日本のお惣菜レベル高い! と思いました。あとはやっぱりサービスが本当に細やかで素晴らしいと思います。その一方で多くの人が残業したり心では嫌だと思ってるのに笑顔を作ってストレス溜めているんだろうなって感じました。たくさんのお店がなくなっていて寂しかったのと同時に、コロナ禍であえてオープンして今人気になっているおいしいレストランに出合って、経営者の勇気と情熱に感動しました。

 5年後の自分に期待することは?  


アニメの主題歌を担当していて、歌で思いを伝え、歌で人を癒やし、一緒に感動、共感してもらえるようになっていたいです。また、自分の活動や経験を通して、年齢やスキル、人脈、お金などの理由でやりたいことを諦めてしまった人たちに「あのチェルシーでもできたんだから私にもできる!」と思ってもらえるような希望でありたいです。

 これまで見た中で影響を受けた、または印象に残っている映画は?  


『「鬼滅の刃」無限列車編』です。死は悲しいものだけれど、死があるからこそ今が尊いのだということだったり、死があるから学びが深くなったりするということを素晴らしい映像、音楽、ストーリー、キャラクターで表現されていて感動しました。人の原動力は心であり、人の思いは死をもってもどうやっても断ち切ることはできない。心、愛、思いなど目には見えないものを信じ大切にしているところが大好きです。喜怒哀楽を味わいながら「今」と「死」について考えさせられる素晴らしい作品だと思います。

 自分を動物に例えると? なぜ?  


リス。小さいのにパワフルで、でもはかなくて。1人で行動するのが好きだし、シャイでもあるけど勇気もある。ナッツも大好きだし、貯食というか、食べ切れないとしまっておいて後で食べたり、忘れちゃったり。ちょっとおっちょこちょいで、でもおちゃめなところもある、みたいな感じだからです。

 座右の銘は?  


「心燃えたら猪突(ちょとつ)猛進」。つい自分の思いよりも、有名だったり実績があったりする人の意見に影響を受けてしまいがちだったので、やりたいと思ったら誰がなんと言おうとぶれずに自分を信じて突き進みたいという思いと、『鬼滅の刃』が大好きなことからこれを座右の銘にしています。

プロフィール

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Chelsea Gregory

リス好きアニメシンガー・フォトグラファー。1974年生まれ。50歳で自分の歌がアニメの主題歌に大抜擢されたら最高だなという大それた思いに戸惑いながらも猪突猛進中。動物(特にリス)と自然が大好きで自身の活動(歌や写真、動画など)を通して自然の美しさや動植物との共存を伝えたく各種SNSにて@sublimesquirrelのアカウントで発信している。

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