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ワクワクすることとの出会い ー菅野 尚子一

2022.09.14

配信

外から日本を見たいという思いで、海外に飛び出し、ベイエリアではヨガと出会った。そんな菅野尚子さんにベイエリアでの暮らしについて語ってもらった。

 

ベイエリアに住むことになった きっかけ


長期滞在を目指して渡米したのは2011年です。他人や社会に惑わされず、ありのままに生きてきた自分なりの生に対する思いをいろいろな人、特に自分よりも若く、これからの地球をつくる世界中の人々に伝えたいと、英語を学ぶために来たのが始まりです。  

また、私には子供もいて、当時の日本は子育てしにくい国だと感じ、自分の子供たちが親になった時には当時よりもっと視野の広い日本になっていてほしいと願いました。それを作るのは自分だなと感じ、私がまず外から日本を見なくちゃと思ったのが、外国に目を向けたきっかけです。当時の私は、恥ずかしいですが外国といえばアメリカしか知らなくて…。なのでアメリカに来ました。

 ベイエリアの最初の印象と今の印象は?  


空がいつも青く、ちょっと走れば海にも行けるのでうれしかったです。人々はフレンドリーで日本よりも解放感があると思いました。一緒に住んでいた今の夫は当時、治安のことを気にしてくれていましたが、私はそんなに恐れず、あちこち散策するのが好きでした。  

今も空は青いです。でも、最近はよく山の近くに入道雲のような雲が出ていて、カリフォルニアらしい空が少なくなっていると思います。雲がある方が変化があって面白いですが。

 自分の専門分野は?  


ヨガインストラクター、臼井式直伝霊氣施術者、エナジーフェイスリフト、心のファシリテーターです。今年はヨガセラピストの資格取得がかないます。

 その道に進むことになったきっかけは?  


カレッジの勉強で疲れ果てている時に、たまたま受けたヨガのレッスンの心地良さに魅了されたのが始まりです。これがちょうど、私のしたいことにつながりました。というのは、私は渡米前の日本で約10年間、当時NPO法人のカウンセラーをしていた友人のシェルターハウスで、不登校のお子さんを持つ親御さんやその子供たちと一緒に、トラウマヒーリングや心の勉強をしていました。その活動をベイエリアでもできないかと考えていたので、ヨガを通して心の健康サポートにつなげたいと思い、ヨガインストラクターの資格を取りました。

 英語を使って仕事をすることについてどう思いますか?  


大変だけど楽しいです。伝わらないこともありますが、英語ができないからと控えめになっている自分から脱してからはもっと楽しくなりました。

 英語での成功体験、失敗体験があれば教えてください。  




失敗体験は数え切れないですが、私の場合は、分かったふりをして返事をした時は失敗につながりました。成功例は、またヨガの話になりますが、2016年にインストラクターの資格が取れた日、すぐにスタジオのオーナーのところに行き、「もっと英語が上手になるように頑張るから私をいつかここで雇ってほしい。私のことを、ほんの少しでいいから覚えておいてください」と伝えたんです。当時は先生の言うことの半分以下しか分からず、みんなの会話にもついていけない中、やっとの思いで課程を卒業したという感じだったのですが、その後、頑張って、とうとうそのスタジオで英語でヨガを教えられるようになりました。夢がかなってうれしかったです。

 あなたにとって仕事とは?


私をワクワクさせてくれるもの。そして社会貢献するツールです。

 子供のころに就きたいと思っていた職業、理由も教えてください。  


子供の頃は漠然と、人に何かを教える仕事をしたいと思っていました。当時はヨガではなかったけれど。

 現在、どんなおうちに住んでいますか?  


サンノゼの住宅街の中の一軒家です。日本好きの夫が作った日本庭園が好きです。

 休日はどんなふうに過ごしていますか?  


平日も自由に使える身分なので、いつもと変わらず過ごしています。音楽を聴いたり、最近はモーニングジャズにはまっています。

 ベイエリア、および近郊で好きな場所はどこですか?  


ポイントロボス、サンボーンパークの近くのクリーク、レッドウッドです。

 お気に入りのレストランは?  


1年以上行っていませんが、サラトガにあるメキシカンレストラン「La Cueva」のブリトーが好きです。日本食のレストランはどれも好きです。

 よく利用する日本食レストランはどこですか?  


お寿司といえば、数年前まで友人のご夫婦が経営されていた、サンタテレサの「新庄」という店によく行っていました。今は、自宅から近い「Sanraku」によく行きます。また、主人の友達に日本食レストランのオーナーが数人いるので、そのレストランにもよく行きます。その他、「Gombei 」や「炭家」など。

 もし、宝くじで1億円当たったとしたら、その使い道は?  


1億円当たったら、まず、病気がちな夫の体の根本治療をしてすっかり健康に戻してもらい、整形手術で私の少し緩んだところを引き締めます。それから、お世話になっている家族や友人、最近起業していたり、未来のために頑張っている人たちに分けます。家のローンを全部返したら、もう余らないと思います。

 現在のベイエリア生活で、不便を感じる時は?  


公共交通機関がもっと充実していてほしいです。

 現在のベイエリア生活で不安に感じることは?  


医療費が高すぎて困ります。

 日本に郷愁を感じる時は?  


日本の行事を楽しんでいる友人のSNSを見ると、いいなぁと思います。

 おすすめの観光地は?  


サンタクルーズ、モントレー、ポイントロボス。

 永住したい都市は?  


まだ分かりません。食べ物と水が安全でおいしいところならどこでも。

 5年後の自分に期待することは?  


5年後は実家のある由布市で自然に囲まれ、総合セラピストとして人々と関わっていたいです。



 座右の書は?  


『ヨガスートラ』です。


 最近読んで印象に残っている本は?  


今、『ライトボディー』という本を読んでいます。ちょっとマニアックで申し訳ないのですが、この本には、私たちのスピリチュアルレベルが上がって、より楽しく生きる術が載っています。

 これまで見た中で影響を受けた、または印象に残っている映画は?  


『プリティ・ウーマン(Pretty Woman)』が好きでした。ジャンルは違って、まだ見ていないのですが、『ニュー・ミュータント(The New Mutants)』という映画があります。『X-MEN』シリーズの一つで、特殊能力を持ちながらも、未熟さでそれをうまく制御できない若者たちの物語を観たいです。

 自分を動物に例えると?  


猫です。好きだから。

 座右の銘は?  


「笑う門には福来たる」。昔は、なんだか笑いたいなあと思った時、テレビで『爆笑レッドカーペット』を見ていました。人生にユーモアは必要だと思います。笑いと感謝は人間を幸せにします。

プロフィール

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Naoko Kanno

ヨガインストラクター。渡米前約20年間、准看護師として勤務。渡米後は心理学の資格を取得するためカレッジに通ったが、「自分が好きになりワクワクすることを」と考えヨガインストラクターに。休学していたDe Anza College は2022年6月に卒業した。また、直傳靈氣(じきでんれいき)やエナジーリフトアップなどを取り入れたヨガレッスンも行う。

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