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【住まい】日本への永住帰国(リロケーション)

2023.07.19

配信

アメリカで生活する日本人の多くが、一生アメリカで生活するか、いずれ日本へ帰るかの選択に悩まれている事でしょう。その判断は自身の生活環境や健康状態に加え、日本で生活する親兄弟の事情によっても変わってくると思います。つまり永住帰国を検討している人は、ご自身の事だけではなくご家族の事についても多くの判断が求められます。ここでは帰国準備の一つ一つを深堀りするのではなく、その準備の大まかな心構えについて触れていきます。

 1. 日本の不動産  


日本へ帰国する場合、多くの方が地縁・血縁のある地域での生活をイメージする事でしょう。例えば親族や知人が住む近くの場所に住みたい等が代表的だと思います。ほとんどの方が日本帰国予定の数年前から、興味のある地域を2~3つに絞り、インターネットで不動産情報を研究しはじめますが、苦労するのはご自身が米国にいる事を踏まえて相談に乗ってくれる日本の不動産業者を探す事です。そして先にも触れましたが、中には親御さんの介護の問題を抱える方もおられ、ご自身の帰国をきっかけに、親御さんの高齢者施設への入所を検討しておきたいと仰る方もおられます。つまり可能であれば米国にいるうちに、日本の不動産について幅広な相談が出来る不動産会社と、関係を作っておくことが理想的です。

 2. 税金やソーシャルセキュリティー、グリーンカードのキャンセル等  


出国税や所得税、譲渡税など、日本帰国に関連する税務知識は多岐にわたります。これらは一人ひとりの置かれた状況により答えが違いますので一般論で判断せずに、CPAと連携する必要があります。そして日本帰国後もしばらくの間は米国の申告が必要になるケースがあるため、遠距離でもスムーズなコミュニケーションが取れるCPAが望ましいといえます。その他ソーシャルセキュリティーやグリーンカードに関する事も専門家に相談できれば安心です。

 3. 米国の不動産  


日本帰国時には、米国のご自宅は売却または賃貸に出す事になります。業者選びは、ベイエリアの不動産に精通している業者であることが最低限の条件ですが、それに加えて上記で触れたように、日本の不動産業者やCPAらとの連携が取れる業者を選ぶのが良いでしょう。また物件を賃貸に出す場合は、建物管理、テナント管理、入金管理をしてくれる業者が必要になります。不動産業者の特徴を見極めて、スムーズな日本帰国が実現できる業者と関係を構築するのがポイントと言えます。


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