日本人醸造家によるカリフォルニアワイン NORIA

2024.09.18

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秋グルメ特集 2024

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日本人醸造家によるカリフォルニアワイン NORIA　 -Nakamura Cellars, LLC.-

バークレーのアーバンワイナリー

「日本食に合うカリフォルニアワイン」がコンセプトのブランドNORIAを造るアーバンワイナリーです。ソノマやサンタクルーズなどにあるブドウ畑からブドウを仕入れ、単一畑のワインを丹念に製造・販売しています。醸造タンクや150ほどのワイン樽があるテイスティングルームにて、現在は9種類のワインが楽しめます。テイスティングルームは、バークレーのギルマン・ストリートに2023年8月にオープンしました。　

近年、ナパのワイナリーが価格上昇や完全予約制などの理由で、気軽に訪れることが難しくなっている状況がある一方、バークレーに存在するアーバンワイナリーでは、現在もカジュアルでフレンドリーにワインを提供しています。そのアプローチに共感しバークレーのギルマン地区に自身のワイナリーを始めることを決めました。このエリアはバークレー市から「ワイン地区」と位置付けられており、週末には既存の5〜6軒のアーバンワイナリーに多数のお客様が訪れます。サンフランシスコからも近く、ナパ・ソノマに行く途中に立ち寄ることも可能です。

ワインと日本食のペアリング　

繊細でバランス重視のワインは日本食との相性はとても良いと思います。NORIAのワインは畑、品種、クローン、収穫のタイミング、タンニンの抽出、樽の使い方など、全ての工程を「日本食に合わせられるカリフォリニアワイン」のコンセプトに基づいて意思決定をしています。四季折々の新鮮な食材のハーモニーを楽しむ日本食とのペアリングは抜群です。

カリフォルニアワインの素晴らしさを伝えていく　

何よりも、より多くのお客様にワイナリーに来てもらい、私達の造るワインを楽しんでいただきたいと思っています。カリフォルニアワインのポテンシャルは、その品質と多様性の理由から世界一だと考えています。今年の年末には、全日空のファーストクラスに弊社のシャルドネとピノ・ノワール（Sonoma Coast）の二つが採用されることとなりました。今後はワインのバリエーションを増やし、その素晴らしさをお客様に伝えていくことが目標です。同時に全米各地の日本食レストラン、さらに和食以外のレストランでも取り扱ってもらいたいと思います。

Nakamura Cellars, LLC.
醸造家・オーナー中村倫久氏