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柳家東三楼の「Break a leg 落語の時間ですよ」Vol.25

2023.04.19

配信

ベイエリアでの公演を終えて

 4月2日に始まったベイエリアでの公演ですが、4月17日のうどん居酒屋UZUMAKIYAさんまで8公演、無事盛況に終えることができました。今回は英語での公演も多く、3分の1が日本語、3分の2が英語での公演でした。初めて公演させていただく会場も多かったですし、サンフランシスコの北加桜祭りでは不特定多数の(落語を目当てにおいでではない)お客様にRAKUGOと落語を観ていただくことができ、非常に有意義でした。

 サンフランシスコ市内の桑港寺さんで行った独演会は、僕のツアー2カ所目で、日本語二席、英語一席でしたが、パロアルトの浄土真宗のお寺さんでは、英語での一席とワークショップ、質疑応答と、同じ仏教を基本とした場所でもニーズに応えて公演ができました。そのような経験の中で北加商工会さまとJapan Societyさまで開いてくださった会は、英語でのRAKUGO に加えて『時そば』を英語字幕付きで演じ、質問レベルの高い Question and Answer ができて、改めてベイエリアのみなさまの日本文化に対する理解の深さを知ることができました。

 何よりうれしかったのは、コロナ期間中に始めたオンラインでの落語クラスで、2年近くパソコン上でしか会えなかった可愛いお弟子さんと初めて対面で会うことがかない、みんなで発表会ができたことです。僕は師匠という立場ではありますが、みんなであみだくじをして出番順を決めて、順々に出囃子に乗って高座に上がり務めました。ベイエリアはお弟子さんの数が全米でも一番多く、7歳から56歳の5人が落語デビューしました。その公演では、客席にいた数名の方に興味を持って頂いたようで、早速自分も落語をやってみたいという問い合わせが来ています。

 長年東京で育ち生活し、今はニューヨークに暮らす生活をしていますが、今回のベイエリアでのゆったりとした時間と空気と土地を感じながらの三週間は、僕にとってとても思い出深くリラックスした期間になりました。今回のツアーではさまざまな州、国を回りますが、また近いうち(6月〜7月)にベイエリアに帰ってきます。僕を応援してくださる方もとても多く、また多くの落語仲間が生まれて、アメリカに落語が広がっていく実感を得ています。

 その気持ちや模様はこちらのベイスポさんでも報告していきますので、これからも応援よろしくお願いいたします。


柳家東三楼(やなぎやとうざぶろう) 落語家歴25年。真打として日本全国で落語を披露する中で世界中の人に落語を知ってもらいたいと、2019年よりアメリカへ移住。現在はNYのブルックリンを拠点にアメリカにてすでに200回以上の公演を行う。50州すべての州にて落語公演を実施することを目標に、日々精力的に活動中。

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