Vol.04 コツコツ運動で楽しい人生を!
皆さんこんにちは! 2022年も終わり、新しい年が始まりました。
新年に今年の抱負を決めた人たちもいると思いますが、自分もトレーニングの目標を設定しました。複数の目標があるのですが、大きな柱は、①怪我をしない、②スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの自己記録を更新する、③ハーフマラソンにトライする、の3つです。
以前のコラムで、自分が重要視しているいくつかのトレーニングの考え方を紹介させていただきましたが、筋力やメタボッリクヘルスを高めることは、人生をイキイキと楽しむために、どんな方でも無視はできない要素です。重いものを使う、長い距離を走るという全く異なる運動を取り入れることは、中長期的な健康にとって非常に効果的な投資になります。
ここで多くの人は、そんなに色々なことをやらなきゃいけないの? と疑問を持つと思いますが、その答えは「イエス」です。健康を学校の勉強に例えるとわかりやすいのですが、数学ですでにAを取っている人は、もし成績の平均を上げたければ、Cになっている物理を勉強することで全体の底上げができますよね?
運動を日頃から行っている人でも、内容が偏っていると、加齢に応じて、自分が鍛えていなかった部分から健康にほころびが出始め、それが成人病、骨粗しょう症、その他の怪我や健康疾患として、人生を自由に楽しむことを妨げてしまうことは珍しくありません。自分の体重の2倍の重さを地面から持ち上げられるか? 1600m走を10分以内で走れるか? アスリートになるわけじゃないし、必要じゃないと感じる方たちもいるかもしれませんが、長い目で見ると、こういった目標値を意識しながら体を力強く保つことが、介護いらずの生活につながります。
私たちの生活は、今までになく便利になった一方で、平均寿命と健康寿命(平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間)の差は、どんどん大きくなっています。世の中が劇的に変わった結果、今まで通りや、多数派でいることが必ずしも良い結果を保証するわけではないので、自分の体は自分で責任を持って鍛えておくことが必要です。
トレーニングは未来の健康への投資です。一朝一夕で体を変えるのは難しいからこそ、みなさんもコツコツ運動をして、楽しいライフスタイルを作っていきましょう。
立林 宏太(たてばやし・こうた)
神奈川県藤沢市出身。2013年、一橋大学を中退し、カリフォルニアに留学。ここで通い始めたジムで、フィットネスや栄養学で人々の生活をできることに感銘を受け、トレーナーの道へと進む。NASM(National Academy of Sports Medicine)認定パーソナルトレーナー。PN(Precision Nutrition) Level. 1 栄養コーチ。インスタグラム@nintaijuku_fitness、個人アカウントは@kota_tatebayashi
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