お仕事探しはこちら!

米国市民との結婚による 永住権申請

2023.08.16

配信

米国人と結婚したので米国永住権を申請したいが申請方法を知りたいという問い合わせをしばしばいただきます。今号では、親族ベース永住権である結婚による永住権申請について説明いたします。   

申請の必要書類と流れ


雇永住権申請のスポンサーは米国市民になり、米国市民が永住権請願書(I-130)を米国移民局へ提出します。申請に必要な書類は、結婚証明、米国市民の証明、外国人の出生証明、米国市民の所得の証明といったような書類になります。外国人の出生証明については、日本人の場合は戸籍謄本(または抄本)が証明になります。なお、戸籍謄本の英訳も必要になります。米国市民の所得に関しては、全米のPoverty Lineの基準を満たす必要があります。  

米国に滞在している人の場合  


米国に非移民ビザで滞在している人は、I-130とともにI-485(資格変更届)を移民局へ提出できます。このI-485を提出すると米国に滞在可能となり、提出後今の非移民ビザの滞在期限が切れても滞在が可能になります。I-485の審査が進むと移民局より永住権面接に呼ばれます。住所地の最寄りの移民局で面接があります。面接で問題なければ永住権許可となります。I-485には労働許可申請と旅行許可申請が含まれており、労働許可と旅行許可があれば労働も可能になり、海外への旅行も可能になります。永住権面接ですが、最近は面接を免除されるケースもいくつか出てきています。この場合でも、結婚と同居の書類をいろいろ求められます。  

自分の国に居住している人の場合  


自分の国に居住している人は、I-130の許可の後、米国のNational Visa Centerより通知が届きます。この通知は、自分が居住している国の米国大使館で永住権面接を受ける必要があるという内容です。この通知が来たら申請手数料を支払い、面接に必要な書類を準備する必要があります。必要書類は出生証明や警察証明といったような書類です。必要書類の準備ができたことをNVCへ連絡すると後日米国大使館より面接日の知らせがきます。面接前に指定の病院で健康診断を受け、その後面接日に必要書類を持参し面接を受けます。面接で問題なければImmigrant Visaが発行されます。このVisaは通常6か月有効で、6か月以内に米国に渡航する必要があります。米国の入国で移民局による手続きを終了すると、永住権取得となります。永住者の証明としてのグリーンカードは米国の指定の住所に送られます。  

K-1ビザ申請  


米国市民との結婚前に婚約者ビザを取得し、米国に渡って結婚し米国内で永住権申請をする方法もあります。婚約者ビザはK-1ビザと呼ばれます。米国市民が申請書I-129Fを婚約の裏付け書類とともに移民局へ提出します。I-129Fの許可後米国大使館の面接を設定し、面接を受けます。面接で問題なければK-1ビザが発行され、このビザの期限内に米国に渡航します。渡航後すぐに結婚し、その後米国に滞在しながら永住権申請が可能になります。

この記事に関連する記事

一覧ページにもどる

share with ups!

新規会員登録

ベイエリアの求人・仕事情報・お知らせ・募集・不動産・個人売買情報はBaySpo!
無料で会員登録をすると、bayspo.comをもっと便利にお使いいただけます。

新規会員登録をする

サクッと読める!
BaySpoとeじゃんデジタル版をチェック!