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2024年度 新規H-1Bビザ申請

2023.01.18

配信

 2024年度の新規H―1Bビザ申請は2023年4月1日以降提出できます。しかし、近年、新規H―1Bビザは申請書提出の前に抽選というプロセスが加わってきました。今号では、新規H―1Bビザ申請の条件と申請の流れについてご説明いたします。

H―1Bビザ申請の条件

   
H―1Bビザは、専門職ビザと呼ばれ、個人の申請条件として4年制大学卒業資格が求められます。職業によっては大学院卒業資格が必要な場合もあります。米国外の4年制大学卒資格でも申請が可能です。大学院については米国の大学院に限ります。外国の大学の場合は、米国の学業評価団体よりEvaluationを受け、米国の大学と同等の卒業資格であることを証明する必要があります。雇用される会社での職は専門職であり、大学で学んだ高度な知識を応用する職である必要があります。雇用主においては、その職について一定の基準を満たす給料(Prevailing Wage)を支払う義務があります。  

H―1Bビザは、最初の申請で3年間の労働許可をもらうことができ、さらに3年の延長が可能で、通算で6年の労働、滞在ができます。  

申請の流れ


 ●会社登録  雇用主はH―1Bビザ申請の前に、移民局への会社登録をインターネットで行う必要があります。会社登録の前に会社は移民局用のアカウントを作る必要があります。登録の期間については、3月前半に2週間予定されると思います。詳しくは今後移民局の発表を待ちたいと思います。

 ●抽選  会社登録の期間の後、抽選が移民局で行われます。2023年度は2022年3月に30万件を超える申し込みがありました。毎年度6万5000件の枠があり、大学院資格が要求される職業については別に2万件の枠があります。抽選はコンピューターで行われ、当選者には通知が届きます。毎年枠の数倍の申し込みがありなかなか一度で当選するのが難しい状況が続いています。 なお、H―1Bビザの延長申請については、この抽選システムはありません。

 ●当選後  雇用主は、申請に必要な書類と情報を集める必要があります。H―1Bビザの申請書はI―129という様式になります。必要書類としては、会社の決算書や法人税の申告書、申請者の卒業証明、成績証明といった書類になります。申請書を提出できる時期については移民局より指示があります。その期間内に申請書を提出します。なお、雇用主はI―129申請書の提出の際LCA(Labor Condition Application)を連邦労働局より取得しておく必要があります。このLCA取得には1~2週間の間をみておいた方が良いでしょう。  

審査結果とその後の手続き  


移民局は審査が終了すると雇用主に審査結果を郵送します。許可通知または不許可通知になります。許可通知を受けると後日米国外の米国大使館でビザスタンプ取得の手続きができるようになります。許可後I―129内で指定した仕事開始日よりH―1Bの資格で働くことができるようになります。

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