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複雑性PTSD-寺尾先生

2021.10.14

配信

複雑性PTSD-寺尾先生

最近、皇室関係のニュースで「複雑性PTSD」という言葉をよく耳にします。PTSDはよく聞いたことがあっても、複雑性PTSDは聞き慣れないかもしれません。

「複雑性PTSD」は英語で「Complex PTSD」と呼ばれます。短く「C-PTSD」とも呼ばれます。PTSDとは、トラウマの後に心の後遺症が続く状態を指します。トラウマというのは、自分が対処できないようなひどい経験をしたときの心的外傷です。

例えば、暴力や事故や地震の被害にあったり目撃したりして、ものすごい恐怖を感じる。逃げ場がなく、対処できないと感じる。これがトラウマの例です。

トラウマを受けても、その後にPTSDを発症するとは限りません。しかし、適切な対処がされない場合、PTSDに関連する症状を出す可能性は高いです。症状が一定期間続き、日常生活に支障を与えるようになると、PTSDと判断されます。

複雑性PTSDは、もと1998年に提案した診断名です。ハーマンが1992年に出版した『Trauma and Recovery (翻訳名:トラウマと回復)』という本は、トラウマについてのバイブルといってもいいでしょう。ハーマンは、トラウマには短期的なものと長期的なものがあると指摘しました。長期的に繰り返されるトラウマは複雑性トラウマと呼ばれ、例として、アルコール中毒の親がいる家庭で育つこと、家庭内でずっと続く強いストレス、繰り返す暴力やネグレクトを受けたり目撃することによる心的外傷があげられます。逆に短期的なものは、事故や暴力を一度または短期間目撃する、自然災害にあう、などです。

ちなみに、複雑性PTSDの症状のほとんどがPTSDの症状に共通しているということ研究データもあり、アメリカの精神科医によって作られている診断マニュアルDSM-Vには、病名として載っていません。しかし、複雑性トラウマは専門家によって認識されていて、治療法を決める時の考慮にも大事な要素とされています。また、WHOが管理しているICD(診断マニュアル)にも含まれています。

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