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依存症とは-寺尾先生

2021.09.02

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依存症とは-寺尾先生

「依存」(dependency)とは、物質や行動に、強く頼ることです。身体的な依存と精神的な依存があり、二つは別のもののように見えても、強く結びついています。

例えば、仕事と家の切り替えのためや、不安を減らすためにアルコールを飲む。ストレスや精神的または肉体的苦痛を和らげるために、薬物を摂取する。不安や他の悩みを一時的に忘れるために過食・嘔吐する。他にも依存の対象は、ギャンブル、性行為、不健康な人間関係や、ビデオゲームなど、様々なものがあります。

依存自体がすぐに問題になるのではありません。度が増して健康や家族や人間関係に影響を与えると「依存症」と呼ばれ、治療の対象となります。

治療の手段は何種類かあります。一つは、依存の元になる不安感やうつを取り除く薬の服用。主治医に相談するところから始まり、精神科の外来に紹介されることもあります。

次は、心理療法(サイコセラピー)。心理療法にもいくつか種類があります。依存をしないとやっていけない奥深い原因を探る、サイコダイナミック療法。過去のトラウマによる影響を軽減するためのEMDRや、Brain Spotting。

過去の自分の経験をよりよく理解して前へ進むためのNarrative Therapy。行動や、考え方を向上するための行動療法や、行動・考え・気持ちを総合的に短期間で向上させる認知行動療法や、Dialectical Behavioral Therapy。心理療法は、アメリカでは州で発行されるライセンスを持つセラピストか、スーパーバイザーの元で働くインターンによって行われます。


同時に、とても効果的な手段として、自助グループ(セルフヘルプグループ)があります。専門家でなく、問題を抱えた当事者やその家族が主体となって行うグループです。もともと、90年ほど前にアメリカでアルコール依存のために始まったグループ療法。個人療法であるような治療者と当事者との隔たりを取り除き、お互いに経験をシェアしあい、聞くことと語ることで癒されることが注目され、さまざまな症状に使われるようになりました。個人情報を守秘するグループルールがあり、アノニマスグループでは匿名を使うこともできます。グループ療法は、とても効果的な手段の一つです。


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