自信
自信をつけたい。堂々と人と付き合いたい。そのように思う人への情報です。
まず、自信があるように見せるための振る舞い方。振る舞いを変えることはかなり効果的です。というのも、他人は、あなたに自信があるかなど全く知らないのです。自信というのは、自分についての自分自身の意見。なので、あえて人に「私は自信がない」と言わない限り、相手にはわかりません。
自信があるように見せるためには、肩を後ろに引いて胸をはり、顎をあげ(下を見ない)、微笑むこと。電話を見て肩を丸めたりせず、姿勢を正す。
人というのは、初めの数秒の第一印象で判断されるとも言われます。自信がなければ、自信がつくまで、自信があるふりをするのも効果的です。相手は、あなたが自信がある人だと考えます。そして、それを前提に接するでしょう。
次は、内面での自信のつけ方。一番理想的なのは、小さな成功体験を重ねることによって、自信がつくこと。もう一つの方法は、自分への意見をポジティブなものに置き換えること。
この後者に役立つのが、Positive Affirmationです。自分についてのポジティブなメッセージを、毎日書き出します。自分は優しいとか、人の気持ちがわかるとか、努力家だとか、価値がある人間だとか、頑張った等、なんでもいいので、自分で自分を褒められることを毎日いくつか書き出すのです。または、鏡の自分に向かって声に出して言いましょう。これを続けます。
自分を罰したり、責めたりする自分の声は、所詮自分の声です。自分の声だから、自分で変えられます。その厳しい声を、幼少時代の影響だという方も多い。しかし、今は今は自分の声になっているのです。それを変えて、自分を肯定するメッセージを意識的に送り続けることで、自分に対する自分のイメージを変えることができます。
寺尾 明希子(てらお あきこ)心理療法士
カリフォルニア州公認心理療法士、臨床ソーシャルワーカー。サンフランシスコ大学で心理学の学士号、心理学の修士号、社会福祉保健学の修士号を取得。現在はサンフランシスコ、ベイエリアで、対面とオンラインの両方で心理セラピーとコンサルテーションを提供。専門は、うつ、不安、人間関係の問題、摂食障害。家族機能不全から発生するさまざまな症状を扱う。また、問題を抱える人の家族向けのコンサルテーションも行う。