お仕事探しはこちら!

日本からの歯医者さんとの出会い - 森田先生(歯科医)

2023.05.17

配信

日本からの歯医者さんとの出会い

 今月、日本で開業している歯医者さんに最近の日本の歯科事情を聞く機会があり、とても良い勉強になりました。今回はそのハイライトを中心にお話します。

日本でのインビザライン矯正ケースの増加

 その先生によると、日本でも矯正をする人が増えているとのことでした。コロナ禍でマスク着用が義務づけられ、治療を受けやすくなったことが原因のようです。特に若い世代での矯正のケースが増えたようです。やはり芸能人などの綺麗な歯並びを目にすることが多くなり、自身も綺麗な歯並びにしたいと思う人が増えてきたからだと思います。見た目だけでなく、虫歯予防や歯周病予防にも繋がる矯正治療が増えてきたことはとてもうれしいことです。矯正治療が簡単にできるようになり普及が進めば、より多くの患者様が受けられるようになると思います。

アメリカでの除菌スタンダードの高さ

 先生が当院に来て驚かれたことの一つが除菌システムでした。日本でもアメリカと同じように除菌しているオフィスが増えたのは近年のことだそうです。アメリカでは病院からの病気発生にとても注意しているので、当院でも感染が起こらないよう日頃から様々なことに気を配っています。コロナ禍以降はより一層感染防止に力を入れていたので、その部分を褒められたのはうれしかったです。

セラミック治療

 日本ではセラミック治療が保険診療の対象になりましたが、多くの制限があるようです。例えば、グレードが高いセラミックは保険でカバーされないようです。アメリカでも地域によって様々なグレードのセラミックが使われていますが、ここベイエリア地域では品質の高いセラミック治療が標準となっています。やはり患者様にベストな治療を提供できていると再確認できたのはよかったです。

オフィスのデジタル化

 日本でもアメリカと同様にオフィスのデジタル化が進んでいるようですが、統一したソフトウェアが少なく、個々で工夫されているようです。その点アメリカでは、似たようなソフトウェアをほとんどのオフィスが使用しているため、どんどんデジタル化が進んでいます。環境にもいいですし、効率も向上します。

 このように様々な違いに気づきましたが、日本から来られた熱意のある先生と色々なお話ができてとても良い刺激になりました。やはり日本でもアメリカでも、患者様を第一に考えて治療していることは変わらないんだと思いました。今回はこのような貴重な体験ができて本当によかったです。お越しくださった先生に心から感謝したいと思います。


森田耕平(もりた・こうへい) D.D.S.

2005年のUC Berkeley大学卒業。2009年、ニューヨーク大学歯学部卒業。2010年からニューヨーク病院で研修を開始。口腔外科、審美歯科、小児歯科、インプラント治療について研究を重ねる。ICOI(International Congress of Oral Implantologists)、ITTI(International Team of Implantology)のメンバー。2012年クパチーノで開業。 

この記事に関連する記事

一覧ページにもどる

share with ups!

新規会員登録

ベイエリアの求人・仕事情報・お知らせ・募集・不動産・個人売買情報はBaySpo!
無料で会員登録をすると、bayspo.comをもっと便利にお使いいただけます。

新規会員登録をする

サクッと読める!
BaySpoとeじゃんデジタル版をチェック!