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子どもも糖尿病になる時代です-柏先生

2021.12.01

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子どもも糖尿病になる時代です-柏先生

糖尿病には二種類あり、一型と二型に分かれています。どちらも血糖値が上がってしまう病気というところは同じですが、一型と二型の原因は全く違います。一型の方は膵臓の問題で、インスリンという血糖値を調節するホルモンが作られなくなってしまうことが問題です。二型は、インスリン自体はあるのですが、ホルモンとして体でうまく作用しなくなるのが問題です。今まで二型糖尿病は、中年以降の歳で発症する、と思われていましたが、1990年代頃から子どもの二型糖尿病が世界中で増えていて、私がみた最年少は10歳の子でした。

では、どのようなお子さんが二型糖尿病になってしまうのでしょうか。それは大人と同じく生活習慣に問題がある子どもです。一番の要因は肥満です。大人と同じく、お腹周りの大きい場合、いわゆるメタボのお腹だとリスクが高くなります。他にも、糖尿の家族歴があったり、高血圧や高脂血症、心筋梗塞など生活習慣病の家族歴がある場合は要注意です。意外なことに、生まれた時低体重だった子や妊娠時に母親が糖尿病になった子もリスクが高くなります。

二型糖尿病の症状は、やたらと喉が乾く、食欲がある、疲れやすい、おしっこの量が多い、体重が減る、などです。また前糖尿病の所見で、首元や肘、脇の下、膝裏などの黒ずみがあります。特に肥満のお子さんでこのような関節部分に黒ずみがある場合、インスリンの効きが悪くなっている兆候ですので要注意です。糖尿病との疑いがあれば、まず尿検査をし、採血によっての診断となります。

二型糖尿病にならないためには、やはり小さい頃から健康的な食生活と運動を習慣づけることです。そこで提案したいのは、健康的なおやつと飲み物です。お菓子やポテトスナック、おせんべい、ジュースの類は全て血糖値を急上昇させます。お勧めするのは、果物や野菜、ナッツなどの繊維を含むものとチーズやヨーグルト、豆類などのタンパク質です。お腹の空いているおやつの時間だからこそ、いつもはあまり食べないものも美味しく食べられたりするものですので、さりげなく用意してみてください。また、今のお子さんは習い事、塾、ゲーム、友達とのSNSなど忙しく、運動不足になりがちです。子どもは本来体を動かすのが好きですから、難しく考えず、楽しく体を動かすきっかけを作って習慣にできるといいですね。

40 North San Mateo Dr., San Mateo, CA 94401

http://www.nihon-bayclinic.com/

6505580377

家庭医の紀平昌保院長、小児科医の矢野先生と柏先生の3人の日本人ドクターが幅広い年齢層の患者の診療にあたる。日本の労働安全衛生法に基づいた定期健診・人間ドックを実施、海外旅行者保険に対応するなど日本人の安心を担うクリニックとして名高い。

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