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コロナウィルス感染症・後遺症に漢方薬の出番 -浅尾先生

2022.06.14

配信

コロナウィルス感染症・後遺症に漢方薬の出番 -浅尾先生 

 マスク着用義務や旅行規制が緩和され、新型コロナウイルス感染拡大は沈静期に入るかとの期待もつかの間、なおも感染力の高いオミクロン株優勢で、まだまだ予断を許さない状況です。 
 ワクチン接種が進んだおかげで、ほとんど症状が出ないまま治癒する人もいます。しかし、症状が軽度だったからといって「ロングコービッド」(long COVID、長く続くコロナ症状)といわれる後遺症がないとは限りません。デルタ株の時には長くて半年くらい続くといわれた後遺症が、オミクロン株ではその限りではなく、いつ終わるとも分からないさまざまな症状で苦しんでいる人が多いと報道されています。
 これは年齢を問わず、また改善したかと思えばぶり返すこともあるようで、そうなると生活や仕事にも多大な支障をきたします。対処法、保険の対応、医療機関の受け皿も確立されておらず、不安を抱えたままの生活を強いられている人が増えています。
 ロングコービッドの症状として知られているのは、疲労・倦怠感やブレインフォグといわれる、思考力、認知機能、集中力の低下、記憶力の低下をはじめ、せき、呼吸困難、頭痛、不眠、関節痛、筋肉痛、脱毛、嗅覚・味覚障害、乾燥肌などさまざまです。認知機能治療に関しては、脳に繰り返し磁気刺激を与えて血流を促す試みが、特殊な機器を持つ一部の医療機関で施される以外は、西洋医学での対応は鎮痛薬や抗不安薬、睡眠薬の服用などに限定され、なかなかうまく対処されていないのが現状のようです。
 もちろん、漢方であれば必ず良くなるものではありませんが、病名によらず、各個人の症状と状態に合わせて処方を検討する漢方薬では、少なくとも対処方法はいろいろ考えられます。 疲労・倦怠感があれば、元気を出す源の「脾」の働きの低下を考え、ブレインフォグや脱毛は、体中にエネルギーを運ぶ血が不足しているために生じるとみなし、また味覚・嗅覚障害は、それを感じる神経の異常なので、炎症を起こした周囲の血流改善、浮腫を軽減させる処方を用いてみます。
 積極的な対策としては、新型コロナウィルス感染症にかかった経験がなくても、気になる症状があれば、後遺症の可能性を念頭に早めに受診されることをお勧めします。また、「もしかして? かかったかな?」という時には、コロナの幅広い症状に対応する漢方薬もありますので、先延ばしにせずご相談ください。

浅尾明美 L.Ac., DOM(あさお・あけみ)
人間の身体を自然との融合の元に考えるホリスティックな東洋医学に魅かれて、米国家試験、カリフォルニア州のライセンスを取得後、エルカミノ病院にてAsao Acupunctureを始める。皆さんがもっと自己の身体に関心を持ち、向き合える生活指導に意欲的。ご家庭に、ご旅行に漢方常備薬も用意している。

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