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「食養生」の知恵 -浅尾先生

2022.05.25

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「食養生」の知恵 -浅尾先生 

東洋医学には「医食同源」という概念があり、食べ物は健康のために欠かせないだけでなく、体の不調を治す積極的な役割を果たすと考えます。「食養生」とは、食べ物の薬効を利用して不調を改善、病気を予防し、健康維持することです。そして、漢方薬は、ほとんどが食物由来ですから、これらの考え方が原則になって、その処方を構成しています。ここでは漢方に盛り込まれた食養生の知恵をご紹介します。 食物に関しては、体を冷やす順に寒、涼、平、温、熱で表す「五性」という考え方があります。  

この考え方を食事に取り入れる場合には、温める作用のある食べ物と冷やす作用のある食べ物を知っておくとよいでしょう。例えば、トウガラシやショウガなどを食べれば、体が温まって汗が出ます。これらは温熱グループに属し、血流をうながし、体の機能を高める働きがありますが、同時に、体質によっては内臓への刺激が強過ぎる場合もあります。また、多くの夏野菜は寒涼グループに入り、体をうるおしたり、毒を消したりしますが、これも、「万病のもと」といわれる冷えを起こす可能性があり、使い方をよく知る必要があります。

「五味」とは酸味、苦味、甘味、辛味、塩味のことです。  

酸味は「肝」を強くし、筋肉を引き締め、汗や尿など、体から排出されるものの量を抑える働きがあります。苦味は「心」を強くし、余分な熱や水分を排出します。甘味は「脾」つまり胃腸を強くし、滋養強壮作用を持ち、痛みを和らげます。辛味には、「肺」を強くし、気血の流れを良くして、滞っているものを発散させる作用があります。塩味は「腎」を強くし、便秘や、首、肩の凝りなどかたまりを柔らかくします。  

少し詳しくなりますが、酸味のものは苦味の働きを助け、苦味は甘味の、甘味は辛味の、辛味は塩味の、塩味は酸味の働きを助けるという関係があります。逆に酸味は甘味の働きを抑え、苦味は辛味の、甘味は塩味の、辛味は酸味の、塩味は苦味の働きを抑えるという関係があります。  

季節や気候に合った食べ物、自分の体質に合った食べ物の考え方も大変理にかなっていますので、ご興味のある方はぜひ調べてみてください。

浅尾明美 L.Ac., DOM(あさお・あけみ)
人間の身体を自然との融合の元に考えるホリスティックな東洋医学に魅かれて、米国家試験、カリフォルニア州のライセンスを取得後、エルカミノ病院にてAsao Acupunctureを始める。皆さんがもっと自己の身体に関心を持ち、向き合える生活指導に意欲的。ご家庭に、ご旅行に漢方常備薬も用意している。

2081 Forest Ave., Suite 4B, San Jose, CA 95128

https://www.asaoacupuncture.com

408-204-8051

鍼、灸、吸角カッピング、漢方、指圧、気功などをひとりひとりの症状に合わせ て丁寧な治療を行う鍼灸師。不妊治療も行う。

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