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「健やかな胃腸のために」-浅尾先生(鍼灸師)

2022.04.15

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「健やかな胃腸のために」 -浅尾明美先生

 煩わしい胃腸の不調には、胃痛、胃腸の停滞感、膨満感、逆流性食道炎、過剰なおなら、げっぷ、吐き気、熱感、喉の渇きなど、さまざまな症状があります。

 胃腸は、食べ物を取り入れ、体に栄養を与え、エネルギーを作る元気の第一線ともいえる大切な器官です。調子の悪い方は、胃腸の不調により、気分が滅入る、自信がなくなる、自分が空っぽになった気がする、胃の辺りが気持ちを重くする…などなど、気分への影響を口にされます。

 東洋医学では、感情と消化機能の関係は密接で、皆さんのコメントは大変納得できるところです。食生活が変わっていなくても、ストレス、加齢による代謝の低下、暴れ出したピロリ菌などにより不調を起こすことも多々あります。原因を突き止め、改善することが最も重要ですが、気持ちが落ちたときにその作業をするのは、なかなか難しいのも事実です。そういうときには、いつか良くなるかと放置せず、早期に助けを求めてください。気持ちが元気になれば体も元気になりますから、体に宿るその両面から取り組むことが賢明です。

 鍼(はり)治療では、胃腸とは関係のなさそうなツボにも鍼を入れ、体全体のエネルギーをめぐらせ、元気の底上げをします。逆流性食道炎などで胃がただれている所見のある場合でも、酸を抑えるという症状だけでなく、上から入れたものがきちんと下へ降りていく、酸が逆流しない、本来の状態に戻すために、「気」の流れを正し、体に備わった治癒力を働かせます。そうすれば、ただれた患部を体が察知して、そこに血流を促し、修復作業が始まります。もともと、体には順調でありたいという願望がありますから、それにきっかけを与えてあげるのです。

 漢方薬では、例えば、同じ症状の方でも、それが起こった原因、症状の続いている期間、その方の体質、気質などにより、処方が異なります。そして、良くなっていく経過に合わせて、処方が変わっていく場合もあります。私たちの体は、それぞれ違いますから、処方はカスタムメードであるべきですね。そうして良くなるきっかけをつかめれば、確実に改善は促されますので、つらい状態を長く我慢しないようにお勧めします。

浅尾明美 L.Ac., DOM

人間の体を自然との融合を元に考えるホリスティックな東洋医学にひかれて、米国家試験、カリフォルニア州のライセンスを取得後、エルカミノ病院にてAsao Acupunctureを始める。個々がもっと自己の体に関心を持ち、向き合える生活指導に意欲的。家庭用、旅行用に漢方常備薬も用意している。




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